新型コロナウイルスの影響により、訪日タイ人をはじめとした外国人観光客の集客が難しい状況です。しかし、今だからこそターゲットに対して何かしらのプロモーションをしなければと考えている企業の担当者様もいるのではないでしょうか。
今回は、テレビCMとは異なる層へのアプローチができるYouTube広告について紹介します。是非、参考にしてみてください。
YouTubeは生活の一部となっている!?
ソーシャルメディア管理プラットフォームHootsuiteとグローバルエージェンシーのWeAreSocialが実施したグローバルデジタルレポート2019によると、タイ人がオンラインを利用する時間は一日約9時間。
そのうち、ソーシャルメディアを3時間、オンラインストリーミングやビデオオンデマンドを3時間利用しています。
2019年に行われた調査で、タイ人の4900万人がソーシャルメディアを利用していることがわかりました。これはタイのモバイル使用率の70%にあたります。
タイで人気のソーシャルメディアは、Facebook、YouTube、LINEです。YouTubeは最も利用されているFacebookに次いで閲覧されています。
新型コロナウイルスの影響で、タイでも家で過ごす時間が長くなりました。おそらく新型コロナウイルスが収束するまでソーシャルメディアの閲覧時間は変わらないと考えられます。
タイ人に効果的な訴求ができるYouTube広告とは?
タイ人はYouTubeをよく視聴しているので、広告を利用して幅広い人にアプローチすることができます。
おすすめはTrueViewインストリーム広告です。
TrueViewインストリーム広告とは、動画本編の前や途中、終了後に流れるもの。スキップできるものとできないものがあり、5秒後にスキップできるように設定すればユーザーにストレスを与えにくいという特徴があります。
最初の5秒にユーザーが興味を持つ内容を盛り込み、さらに広告を見た後のアクションに誘導する導線を設定しておくことで効果が期待できます。
・誘導したいサイト・ページへのリンク付きボタンを設置する
・概要欄にリンク先URLを載せる
広告を見たユーザーが次の行動を起こせるようにしておくことが大切です。
YouTube広告には、TrueViewインストリーム広告の他にバンパー広告があります。
バンパー広告は6秒間と短いですがスキップはできません。ユーザーに強い印象を残すので、特にブランディングに適しています。
YouTubeには、YouTube Premiumという広告なしで動画を楽しめる有料サービスがあります。しかし利用率は、高い年代でも10数%です。
つまり、9割のユーザーは広告を見ているということです。この5~6秒間でユーザーの心をつかめば、もともと興味を持っていた見込み客だけでなく、新規を獲得することもできるでしょう。
YouTube広告で成果を出すために重要なことは2つあります。まず、適切なターゲット選定。次に、そのターゲットに広告の意図や魅力を伝えるため、動画制作業者がターゲット国の文化を理解していること。また、動画制作業者の対応可能な国や言語を把握することも必要です。
YouTubeでは、YouTubeアナリティクスという無料の分析ツールがあります。
広告動画の日ごとの再生回数やユーザーの性別・年齢、動画のどこまで見たのか、どこで離脱したのかなどを知ることができます。
つまり、ユーザー行動の詳細を知ることで、狙ったターゲット層に届いているのか確認することが出来ます。
YouTubeアナリティクスを活用し、ターゲット層に届いているのかを把握し、よりユーザーにアプローチできる改善策を打ち出しましょう。
タイ人の特徴を把握することが重要
新型コロナウイルスの影響は当分は続くと見られます。収束後に向けてYouTube広告を打ち出す場合には、認知させることを目的としたコンテンツ(広告)がおすすめです。
広告運用で成功する秘訣は、タイ人の特徴や性格を理解することです。弊社提供の「企画書にそのまま使える『訪日タイ人』基本データ2020」を活用し、タイ人の動向を探りましょう。
YouTube広告を考えている企業の担当者様は、是非ご利用ください。