集客に結びつくタイ人のインバウンド対策とは?「移動手段」と「目的地」2軸の情報発信がポイント

  • 2020年7月16日
  • 2021年11月5日
  • コラム
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「インバウンド集客に力を入れたい」「タイ人を中心に集客拡大をしたい」と悩みを抱えている企業・自治体様からの相談が増えています。

本記事では、訪日タイ人をはじめ、インバウンド集客を強化するための情報発信についてご説明します。

タイ人への効果的なインバウンド対策とは?

まず、情報発信をするにあたって、訪日タイ人の動向を確認します。

ソンクランと言われるタイの正月(4月)に訪問数が最も多いことが上の表から読み取れます。その反面、6月から9月はタイ人の訪日者数は少なく、それ以外の月は平均的な推移です。

タイ人が日本旅行に渡航するまでの準備期間は「2ヶ月〜6ヶ月前」が一般的です。

タイ人の情報収集の手段はSNSが主流です。Web上での接触機会を設け、継続的に情報発信をすることで、認知向上や集客に繋がります。

訪日タイ人が求める日本旅行についての情報とは?

タイ人を含む訪日旅行者が日本を旅行する際に求めているものは、主に「日本文化の体験」と「日本人とのコミュニケーション」の2つです。

独特な日本の文化は外国人にとっては新鮮で、そのような環境で育ってきた日本人の生活体験やコミュニケーションに触れることを望んでいます。

つまり、日本人の旅行感覚で情報を発信するのではなく、訪日外国人が好む旅行スタイルを軸とした情報を届けることで、実際の訪問に繋がります。

では、訪日タイ人が求めている情報とは何なのでしょうか。

旅行価値を高める移動手段

日本には数え切れないほどの魅力的な観光地がありますが、訪日外国人は移動手段への悩みを抱えています。また、首都圏と比べると地方は多言語対応が遅れていたり、観光情報が少ないことが、集客力に欠ける点です。

一方、地方で訪日外国人が増加している地域は現地の観光情報だけでなく、主要都市からの移動手段も発信することで、旅行価値を高めています。

観光地として魅力的な場所でも、アクセス情報が不十分だと旅先の候補からは外れます。

しかし、公共交通機関を利用したわかりやすいアクセス方法や、お勧めの宿泊施設など、現地の情報発信を増やすことで、認知度や集客力の向上に繋がります。

地域(観光地)で得られる体験

タイ人が日本旅行の際に求めるモノのは、「文化」や「体験」です。したがって、現地での満足度を高められるような情報を事前に届けることも重要です。

また、目的地(観光地)についての情報量が少ないと、そもそも足を運んでもらえません。

日本の観光地には素晴らしい地域がたくさんあります。しかしながら、情報発信力が弱く、リピートにもつながらないことが課題とも言えます。

初回の訪問だけでなく、リピートしたいと思わせる継続的な情報発信と、現地での体験を見せることが集客に結びつくポイントになります。

今後のタイ人にむけたインバウンド対策

新型コロナウイルスの影響でタイ人だけでなく、外国人の入国を制限されていることから、しばらくの間はインバウンドの需要は期待できません。ですが、日本インバウンド・メディア・コンソーシアム(JIMC)の調査によると、コロナ収束後の日本旅行への意欲が高いことがわかりました。

この時期を無駄にせず、タイ人に向けて魅力的な情報を発信することで、「行きたい、体験したい」という憧れや期待感が持たせましょう。

また、情報発信による成果拡大のために、旅行好きタイ人に影響力のあるインフルエンサーの活用、タイ語Webメディアへの広告掲載、タイ現地でのイベントなどの施策はいかがでしょうか。

タイ人の集客についてはご相談は、お問い合わせよりお待ちしております。