タイ人が日本に訪れてから行う情報収集について注目するべきデータがありました。
本記事では、そのデータを踏まえ「訪日タイ人の集客と日本旅行をスムーズにするためのWeb施策」について説明した記事となっております。
多くの訪日タイ人は観光案内所に足を運んでいる
多くのタイ人は旅マエ(日本に訪れる前)の情報収集にFacebookやInstagramなどのSNSを活用しています。
一方、JTBの「訪日外国人が日本到着後に情報を集めた手段」によると、「観光案内所」が役に立ったと回答する訪日タイ人が多く見受けられました。
スマートフォンが普及したこの時代に、「何故、多くの訪日タイ人は観光案内所に立ち寄るのか?」。
こちらが今回のテーマとなります。
訪日外国人消費調査動向やJTBの調査アンケートによると、訪日タイ人が日本到着後に集めた情報が以下の3つになります。
【訪日タイ人が日本到着後に集めた情報】
1.地図・市内マップ
2.自然スポットの観光情報
3.予約した宿泊施設
1と2の情報から推測すると、訪日タイ人が「観光案内所」に立ち寄る理由が見えてきます。彼らはSNSだけでは取得できない情報を求めて「観光案内所」に訪れています。
その1つが「市内マップ」です。
訪日タイ人が日本に来てから頻繁に使う地図アプリは「Google Map」ですが、「市内マップ」には地図アプリでは知ることのできないニッチな観光スポットなども取り上げられています。
訪日タイ人をターゲットにしている企業は、市内マップへの掲載も検討してみてはいかがでしょうか?
訪日タイ人を集める情報発信のコツとは?
訪日タイ人が求めるモノは、観光スポットだけでなく、移動手段やその地域でしか体験できないリアルな情報です。
また、訪日タイ人の約70%がリピーターであることから、主要都市以外の地域に目を向けるタイ人旅行者が確実に増えています。
タイの旅行会社では個人旅行者を対象に、航空券と宿泊を組み合わせた旅行パッケージの販売を始め、売上は顕著に伸びています。
今後も訪日タイ人は「個人旅行を楽しむリピーター」のさらなる増加に期待がもてます。
訪日タイ人を集客するためには、日本に訪れる前の「情報収集の段階」でのアプローチ(施策)が重要です。
例えば、観光地の紹介だけでなく、公共交通機関を使った具体的な移動方法や、現地でしか体験できないアクティビティ情報など、
独自性のあるコンテンツを届けることで旅先の興味・関心度を上げることができます。
訪日タイ人のトレンドを押さえた情報発信が大事
訪日タイ人が観光案内所に訪れる理由として多かった「市内マップ」や「自然スポットの観光情報」など、テーマやコンセプトを絞った情報発信が、認知度や集客の向上に繋がります。
リピート率の高い訪日タイ人を集客するためには、「旅マエ(日本に訪れる前)に行きたいと思うきっかけを作る情報を届ける」ことが重要です。
WebサイトやWebメディア以外にも、SNSの運用やWeb広告を活用することで集客の拡大に期待できます。
タイ人インフルエンサーを起用したSNSマーケティング、多くのタイ人が閲覧するWebメディアへの広告宣伝など、訪日タイ人を中心に集客したいと考えている自治体・企業様は、タイメディアラボのお問い合わせからお気軽にご相談下さい。