バンコク「BTS(高架鉄道)」の「ラッピングトレイン」はタイで一番目立つ屋外広告(OOH)です。

BTS

BTSは、105 万人が利用するバンコク市民の“足”。

道路渋滞がひどいバンコクにおいて、時間が読める「BTS」は欠かせない移動手段です。

その一日の利用者数は約105万人。 
※2018年5月調査時点

朝夕のラッシュ時は、到着した列車に乗り切れず、数本待つことも日常茶飯事です。

2018 年 12 月、南に 8 駅が伸び、2019 年 12 月には北に 4 駅の延伸も予定されており、乗客数のさらなる増加が見込まれています。
※通勤ラッシュの朝夕は、2分40秒の運行間隔

幅広い「媒体」を持つ「BTS」の交通広告、一番人気は何?

通勤通学、ショッピング、観光と多くの人々が利用する「BTS」は、ニーズ、予算に合わせて、様々な交通広告が用意されています。

駅入口、構内、プラットホームなどには大型サイン、デジタルサイネージ、柱巻き POP などの広告スペースがあります。

日本同様に主要駅などでのセット売りが基本で、掲出期間は 1 か月が中心です。

車内広告も窓上、ドア横、車内ビジョン、つり革などを複数の車両セット(52 輌、17 輌など)で販売されています。

中でも「BTS」の花形広告といえば、やはり車体全体を媒体化する「ラッピングトレイン」です。

上から下まで、全体をおおいつくす“走る広告”は、中々の迫力です。

日本でもアニメのキャラクターなどをあしらった「ラッピングトレイン」を見かけますが、日本とタイのラッピング の違い・・・わかりますか?

窓までもラッピングすることで生まれる一体感!

日本のラッピングトレインは、窓部分の装飾は出来ません。

これに対し、BTS は窓も含めた側面全体を広告スペースとして利用します。

そこに、一枚のキャンバスとしてのビジュアル的価値が生まれます。

逆にデザインのセンスも求められ、完成後をイメージするデザイナーの創造力が問われます。

ちなみに、窓の部分は網点のフィルムが貼られています。

車内から見るとこんな感じです。車内全体も少し暗くなりますが、日差しの強いバンコクでは断熱効果が 期待できるのかもしれません。

電車とホームドアが連動!?バンコクに「デジタルサイネージ」の進化を発見!

「ラッピングトレイン」のもう一つの特長を紹介します。

デジタルサイネージ付きのホームドアがある駅に到着すると、ドアの両サイドにある「デジタルサイネージ」が、車両本体と同じクライアントの広告に早変わり。

芸が細かいですね。

BTS の交通広告についてはお気軽にご相談ください!

「ラッピングトレイン」をはじめとする交通広告のご相談も弊社にお任せください。

BTSだけでなく、地下鉄・エアポートレイルリンクのご提案も可能です。

最後に、駅で見かけた「媒体」をもう一つ。 こんな“飛び道具”もあるようです(笑)