イベントレポート:コロナ後初開催!タイランドモーターエキスポ2020を視察

The 37th Thailand International Motor Expo 2020

タイ国内最大級のモーターエキスポが、今年も開催されました。

世界的な流行を見せている新型コロナウイルスですが、タイでは水際対策の強化・集会禁止令・外出禁止令などが功を奏し、感染者数は相対的に低水準で推移しています。
※2020年12月18日現在

【出展】日本:NHK、タイ:タイ保健省

一時は、タイ全土で人が集まるイベントを法律で禁止した時期もありましたが、現在はイベント開催に関する規制はありません。
※12月19日マハーチャイ市場を中心に発生したクラスターの影響で年末年始に予定されている全てのイベントに対して中止の協力要請が出ました。

入場前の非接触型検温や、場内での常時マスク着用など、感染及び感染拡大防止対策が施されたイベントの様子を視察してきました。

・イベント概要
・出展メーカー
・会場の写真
・最後に

イベント概要

【イベント名】
The 37th Thailand International Motor Expo 2020

【開催期間】
2020年12月2日(水)~13日(日)

【開催場所】
IMPACT CHALLENGER MUANG THONG THANI

【主催】
Inter Media Consultant Co., Ltd.

【公式スポンサー】
true vision, MAJOR GROUP, SINGHA CORPORATION, SCB, idemitsu

【公式サポーター】
Ministry of Industry, EXPRESSWAY AUTHORITY OF THAILAND, THAILAND AUTOMOTIVE INSTITUTE, VINTAGE CAR CLUB OF THAILAND, THAI EXHIBITION ASSOCIATION, THAILAND CONVENTION & EXHIBITATION BUREAU, TV5HD1, BANGKOK EXPRESSWAY AND METRO, Don’t Drive Drunk Foundation, IMPACT MUANG THONG THANI, Tourism Authority of Thailand, MOTORCROSS(THAILAND)CO., LTD.

【協力】
Formula Magazine, 4Wheels Magazine, The World of Cars Magazine, IMC Online TH, Formula Forum, Carnatomy TV

出展メーカー

・自動車

AUDI, ASTON MARTIN, BMW, FORD, HONDA, HYUNDAI, ISUZU, JAGUAR, JEEP, KIA, LAND ROVER, LEXUS, MASERATI, MAZDA, MERCEDES-BENZ, MG, MINI, MITSUBISHI, NISSAN, PEUGEOT, PORSCHE, ROLLS-ROYCE, SUBARU, SUZUKI, TOYORA, VOLVO

・二輪車

APRILIA, MOTO, GUZZI, PIAGGIO, VESPA, BMW, GPX, HANWAY, HYOSUNG, ROYAL ALLOY, HARLEY-DAVIDSON, HONDA, KAWASAKI, KTM, BAJAJ, HUSQVARNA, ROYAL ENFIELD, SCOMADI, SUZUKI, TRIUMPH, YAMAHA

その他、ボート、オーディオシステム、タイヤ、アクセサリー等多数。

会場の写真

来場者、ブーススタッフ、その他会場スタッフすべて、常時マスクを着用し大きな混乱は見られませんでした。

印象に残ったのは、各ブースの一部スタッフがタオルを手に持ち、車体(自動車、二輪車問わず)を磨くシーンを頻繁に見かけたことです。

実際に何をしたのか聞くことはできませんでしたが、汚れをふき取ると言うよりは、除菌殺菌の為に行っているように感じました。

最後に

イベントを視察し、今年感じた去年との違いは、イベントコンパニオン(タイ語でプリティ)の数が普段よりかなり少なかったという点です。

通常時は各ブース2名程しか配置しておらず、ステージパフォーマンスの時にやっと4人出てくると言う感じでした。

反対にセールススタッフの人数はかなり多く、質問があれば待つことなく営業マンに聞くことが出来る状況でした。

プリティを削った理由は「密対策」かと思いましたが、セールススタッフは通常より多く配置されたように見えたので、本当の原因は「経費削減」かと思われます。

出展したからには販売数をあげる為、プリティよりもセールススタッフを多く配置し、売り上げの挽回を図ったものかと思います。
しかし、以下のグラフの通りイベント時の成約台数は2年連続で減少しています。

【参考】Motor Expo 2020公式サイト

現在バンコク及びその近郊から地方にかけて、交通インフラの整備(特に鉄道面で加速度的に建設と運用開始)が進み、ますます車離れが拡大する環境に変化しています。

【都市鉄道、直近4年の変遷】

 

また、新型コロナウイルス流行の煽りを受け、全世界で経済的なダメージが広がっていることも、車販売の数字に影響していると考えられます。

今後各メーカーは、どのように挽回を図っていくのでしょうか。