本記事では、アフターコロナに向けて、タイ人の集客を増やす情報発信についてご説明しています。ご興味のある方はぜひご一読ください。
タイ人の日本旅行に対する興味・関心度合いとは?
日本インバウンド・メディア・コンソーシアム(JIMC)は2020年5月21日、タイ人を対象に実施した「新型コロナウイルス収束後の日本旅行についての意識調査」の結果を発表しました。
調査人数は約400人と少ないですが、日本旅行に関しての意欲は今なお高いことが上記のグラフから読み取れます。また、『訪⽇外国⼈消費動向調査(2018年)』によると、約70%のタイ人旅行者は、日本をリピートしていることがわかりました。つまり、今後もタイ人の日本旅行への興味・関心度合いが高いと捉えることができます。
タイの平均所得から考えると日本旅行はハードルが高いように思えます。しかし近年、LCC路線の拡大、デジタルの進歩により安く滞在するための情報が取得しやすくなったことから、個人旅行者が増加しています。日本旅行であれば入国から15日以内ならビザの申請が不要なこと、距離の遠いヨーロッパと比べてアクセスしやすいのも人気の理由です。
新型コロナウイルスが収束して、外国人の入国許可が下りれば、訪日タイ人旅行者は再び増えることが予測されています。では、今日からできるタイ人を集客するためのWeb対策についてご紹介します。
訪日タイ人旅行者を集客する情報発信とは?
タイ人にアプローチするときに悩まれるのが情報発信です。多くのタイ人が利用するSNSは「Facebook」です。タイ人はFacebookで情報収集を行い、メッセージのやりとりはLINEが主流となっています。
国民性の違いからかタイでは、日本人がよく使うTwitterのシェア率は高くありません。したがって、日本人を集客する時と同じ手法では、タイ人の集客は期待できません。
では、タイ人に向けて効果的な情報発信のポイントとは何でしょうか?
①インフルエンサーの起用
SNSの普及率が東南アジアでトップクラスであるタイでは、インフルエンサーが発信する情報の信頼度が高いことが知られています。
タイでは、さまざまなジャンルで活躍するインフルエンサーが数多く存在します。企業が宣伝したい商品・サービスの場合は、発信する側のインフルエンサーだけでなく、情報を取得する側のフォロワー層について分析することも重要です。
成功するポイントとしては、インフルエンサーに直接メッセージを送り依頼するよりも、タイ人インフルエンサーについて詳しい会社に依頼する方が、結果的に高い費用対効果を発揮できます。
②タイ語サイトによるコンテンツ投稿
タイ人は英語を話せても読解力はそこまで長けていないので、英語版Webサイトを作成するだけでは不十分です。タイ語版のWebサイトを用意することで、スムーズな情報収集を助け、集客効果も期待できます。
また、タイ語のサイトが多くのユーザーに閲覧されるようになるまでは、タイ人の興味を引きそうなサイトテーマに沿う情報発信を継続的に実施することが成果を生む秘訣です。
③自由度の高いFacebookでの情報発信
URLを貼り付けられないInstagramや文字数制限のあるTwitterに比べ、URLも貼り付けられ、文字数の制限がないFacebook投稿の方が反応に期待がもてます。しかし、思ったほどの成果が出ないと、認知される前に情報発信をやめてしまうこともあるかと思います。
成果を出すためには、1回の投稿で高いエンゲージメントを獲得できるまで、Webサイトと同様、頻度の高い投稿を継続することが重要です。
タイ人を集客する3つのポイント
・インフルエンサーによる情報発信
・タイ語版Webサイトによる情報発信
・自由度の高いFacebook投稿
タイ人の日本旅行は「体験」が重視されている
ここ数年、タイ人の日本旅行での動向から伺える特徴として、首都圏以外の地方へも多くの旅行者が訪れている点が上げられます。
タイ人向けWebメディアでの記事やSNSによる個人の情報発信により、既に地方にもさまざまな魅力があることが知られています。
実際にそれらの「体験」情報を元に地方の観光スポットを訪れるタイ人は多く、地域によっては日本人旅行者よりもタイ人の方が多いこともあるようです。
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