世界的な大都市である東京を中心に、外国人の日本旅行は依然として人気があります。
大都市だけではなく郊外や地方、離島などへ足を伸ばす人も多く見受けられます。SNSから日本人でもめったに行かないスポットを探し出し、訪れています。
本記事では、タイ人が日本旅行にかける費用の相場とニーズについて紹介します。
タイ人は日本旅行にどれくらいの費用をかける?
観光庁が発表した「訪日外国人消費動向調査」によれば、2020年1月期から3月期にかけては、新型コロナウイルス感染症の流行にも関わらず、タイからやってきた訪日外国人の旅行消費額は139,715円と、10万円を超す結果となりました(画像参照)
マレーシアやインドネシアなどと同様に、東南アジアから日本を訪れる観光客の多くは、1回あたりの日本旅行でまとまったお金を使う傾向にあることがわかります。
調査結果を見ると、旅行のために訪日するタイ人1人あたりの旅行支出が139,715円、目的別では宿泊費の37,959円、飲食費の31,642円に対して買い物が46,928円と、買い物を目的に来日している人が多いことがわかります。
訪日外国人の旅行消費額を見ても、タイは消費額の多い上位10ヶ国にランクインするほどであり、2020年1月~3月期に発表された旅行消費額は総額301億円となっています。
タイ人が旅行先に日本を選ぶ理由とは
タイ人が日本旅行に行く理由に、以下のような項目が挙げられています。
・地方の観光地が魅力的
・インターネットから情報が集められる
・交通機関が整っていてわかりやすい
・入国がしやすい
・治安が良く安全
・四季が感じられる(雪を見たい・触れたい)(紅葉を見たい)
・桜が見たい
タイ人にとって、公共交通機関の利便性や目的地までの容易なアクセスは、観光のしやすさに繋がっており、現地の治安の良さも魅力の1つです。
常に高温多湿なタイと異なり、日本ならではの四季で変わる風景も目新しく、同じ場所でもまた違う季節に来るなどリピーターが増える要因にもなっています。
タイ人が日本旅行に求めるものは何か
タイ人が日本旅行に求めるもの・あまり求められていないものについてチェックしていきましょう。
日本旅行に求めるもの
タイ人は、自国にはない文化や楽しみを求めて日本にやってくる傾向があります。
・季節のアクティビティを楽しむ
・富士山を見る(または登る)
・日本の祭りや伝統を体験する
・テーマパークを訪れる
・美味しいものを食べる
桜や紅葉見物・雪遊びなど、季節のアクティビティを楽しむことはもちろん、日本のシンボルである富士山や古都・京都の散策、
テーマパークやアニメの聖地巡りなどアクティビティも人気があります。
日本旅行に求めていないもの
タイ人にとって、自国にもあるものや退屈な移動時間は敬遠される傾向にあるため、
日本旅行という限られた時間の中で、極端にアクセスが悪く移動に時間がかかる観光地は目的地に入らない可能性が高くなります。
移動中でも楽しめる要素を取り入れることは非常に重要なポイントとなります。
タイ人が日本旅行に求めるものを把握する
タイ人は日本の伝統だけではなく、最近の流行にも敏感です。
大都市圏や歴史ある地区を中心に街歩きを楽しんだり、日本食や流行のスイーツの食べ歩き、日本製の商品をお土産に買って帰るタイ人も多いです。
そして最大の特徴はとにかくSNSに写真をアップすることです。
タイ人は日本旅行を楽しむことは当然ですが、それ以上に「日本旅行を楽しんでいる自分をSNSに投稿すること」を楽しんでいるタイ人が多いように感じます。
タイ人の集客を考える上でこの「SNS好き・自撮り好き」と言う特徴はとても大事な要素です。
是非タイ人のニーズをとらえて、PRを考えてみてはいかがでしょうか?
訪日タイ人向けプロモーションをお考えの方は是非お気軽にご相談ください。