ユーザーにとって優しいサイトとはどのようなものなのか、旅行におけるコンバージョン率(成約率)の高いWebサイトにするために必要なポイントをご紹介します。訪日タイ人を中心にインバウンド集客を考えている企業の担当者様は是非ご一読ください。
訪日外国人をターゲットにしたWeb戦略
コンバージョン率の高いWebサイトにするためにおすすめなのが、他業種のサイトでも見かける「Q & A」形式です。よくある質問や知って得する情報など、簡潔にわかりやすく伝えることが可能です。
日本人は訪日外国人に対し、交通情報や観光スポット、よく知られた名所旧跡などを伝えたいと考えます。しかし、訪日外国人が求めている情報はそれだけではありません。
旅行中、自国と日本との違いに戸惑うことが多いはずです。細かく、実用的な情報を網羅した「Q & A」があれば、ストレスなく旅行を楽しんでいただけるのではないでしょうか。
訪日外国人が旅行”前”に行う情報収集で、旅行に役立つ「Q & A」を利用していただき、サイトに対する満足度を上げましょう。
それによって、自社製品の購入や自地域への訪問といったコンバージョンへつながっていくはずです。
WebサイトのQ&Aで期待できる効果とは?
「Q & A」には直帰率を低くする効果が期待できます。
直帰率とは、訪れたユーザーが他のページへ移動することなく、そのサイトから離脱した割合のことです。
直帰率が低く、ユーザーがページからページへと回遊し、長時間滞在するサイトはユーザーの満足度が高いことを示しています。
「Q & A」は、ユーザーの不安や疑問を解消するものなのでユーザーの満足感につながります。また、「Q & A」から関連情報へ誘導することもでき、回遊率を上げることも可能です。
・直帰率が低い=ユーザーの目的に合っている
・回遊率が高い=ユーザーが次々に見たくなる情報がある
・滞在時間が長い=ユーザーが興味を持つコンテンツがある
このようなサイトは評価が上がり、特定のキーワードでの表示順位が上がるといわれています。また、検索での上位表示とアクセス数は直結しています。
つまり「Q & A」を設置することでアクセス数の増加に期待が持てます。
訪日タイ人にとって嬉しいQ&Aとは?
では、訪日タイ人を集客したいWebサイトの場合、ユーザーの満足度を上げる「Q & A」とはどういうものなのでしょうか。
タイ人が日本旅行をする際、どのようなことを知りたいのかを考えてみましょう。
まずタイ人と日本人とでは、金銭感覚に約10倍の差があるといわれています。東京でのランチは約1,000円、一方タイでは屋台を利用すると100~200円です。また、予算に関してもラーメンであれば1,000円ですが、天ぷらや寿司は2,000~3,000円見ておく必要があります。
このような観点から想定されるQ&Aは
・東京/地方での食事の予算
・食べるもの(天ぷら、寿司、ラーメンなど)による予算
上記のようなQ&Aなら読まれる可能性に期待が持てます。
また、年中常夏の環境で暮らすタイ人は、気温差が激しい日本の四季にどのような服装で行けばいいのか迷うことも考えられます。例えば、同じ冬でも北海道と九州では寒さに差があります。
このような観点から想定されるQ&Aは
・冬の北海道/夏の沖縄にふさわしい服装など
・夏や冬は空調が効いているので重ね着がおすすめなど
上記のようなQ&Aなら読まれる可能性に期待が持てます。
このように、日本旅行を考えているタイ人が初めて知る情報や、快適に過ごせるコツなどを載せると旅行”前”の情報収集で利用されやすくなります。
訪日タイ人目線の情報が、Webサイトの満足度を上げることにつながるのです。
まとめ
タイ人が求める情報を集めた「Q & A」はユーザーの満足度をあげることができます。結果、検索で上位表示され、アクセス数の増加が期待できます。
タイ人が日本旅行をする際にどのようなポイントを注目しているのか、タイ人の性格や趣味嗜好を調査することで、インバウンド集客のできるWebサイトにすることができます。
弊社では旅行博やタイ市場における調査も行っております。現地についての情報をお求めの企業の担当者様は、是非お問い合わせください。