バンコクは世界渡航先ランキング 4 年連続 1 位です!
マスターカードが発表した都市別「2018年度世界渡航先ランキング」で、「バンコク」が4年連続で1位(2,005万人)を獲得。
「東京」は8位(1,193万人)、「大阪」は19位(842万人)でした。
1980年代、タイ国政府観光庁は、これまでの国内での需要喚起に加え、海外からの観光客誘致に力を入れ始めました。
その後、「観光立国」として、官民挙げての努力を積み重ねてきた結果、旅行先としてタイの人気は不動のものとなりました。
特に首都「バンコク」は、宿泊施設、飲食店、観光スポットの充実に加え、コストパフォーマンスの良さも大きな要因です。
そして、もう一つあげられるのが、長年に渡り培われてきた外国人観光客を受け入れる「心の広さ」と「商売の知恵」です。
タイ人に学ぶ「お・も・て・な・し」
こんな事例をご紹介しましょう。
大型商業施設「エンポリアム」と「エムクオーティエ」があるBTSのプロンポン駅。
駅から徒歩5分ほどの場所にある「ルンルアン」という「タイのラーメン(クイッテイアオ)」屋があります。
ここは、タイ国政府観光庁でも紹介されている有名店。
その店で使われている外国人観光客向けの、手作り感あふれる「メニュー」がこちら。
写真と各国言語を切り貼りした【 指差しメニュー 】
年季が入っている姿は、いかに毎日、活躍しているかが想像できます。
さらに、昼どきになると、まわりの会社のサラリーマンやOLもやって来て、混雑に拍車がかかります。
そんな常連客に渡されるのが、メモ用紙の束とペン。彼らは、壁のメニュー見ながら、注文したいものを書いて、店員に渡すだけ。
多少、客側にとっての負担は増しますが、面倒くさがる様子もなく、普通に記入しています。
「外国人観光客も多い店だから・・・」と受け入れてくれている感じがします。
簡単なことからでもOK!「始めることが大切」です。
インバウンドに携わる私が思い出す過去の「エピソード」を一つ。
埼玉県の秩父市にあるお店での出来事でこのエリアは、自治体と沿線の鉄道会社が外国人の観光客の誘致に積極的な場所でした。
訪日外国人向けのフリーペーパーの取材でとある飲食店を訪問したときのことです。
取材時、とある飲食店を見つけ取材のお願いをしたところ、「うちはねぇ、、、外人さんは言葉が通じないから、そういう取材はお断りしているんですよ」と言われました。
確かに昼前にも関わらず、店内は日本人客で埋まっていましたが・・・。
自治体や鉄道会社の「想い」と、「現実」とのギャップに温度差を感じた出来事でした。
飲食店でも簡単に、いますぐ出来るインバウンド対策
飲食店にとって、オーダー時の言葉の壁はハードルが高いものです。
だからといって、手をこまねいているだけでは、せっかくのお客様を取りこぼしてしまいます。
そんな時はバンコクの「ルンルアン」の知恵を拝借して、外国語の【 指差しメニュー 】を作成してみてはいかがでしょうか。
全てが掲載できなくても、外国人が好みそうな種類だけを集めた 【 指差しメニュー 】 でも、きっと喜ばれます。
それでも迷う外国人のお客様には、スマホの翻訳アプリでアドバイスをしたり・・・
そんな「おもてなし」感あふれる光景が広がれば、「東京」「大阪」の人気度のランクアップに加え、他の都市のランク入りも夢ではないかもしれませんね。
当社では、タイ語以外の言語を含めた飲食店様用「メニュー」の制作を承っています。外国人目線でのアドバイスもさせていただきます。
お気軽にご相談ください。