タイの若者をターゲットとしてタイ市場に進出したいと考えている企業であれば、SNSを無視することは出来ません。
タイ人はSNSを活用し最新情報を収集したり意見交換をするため、SNSはタイ人を取り込むための必須ツールです。
今回は、タイの若者に利用されているサービスや、実際のプロモーション事例などを紹介します。
タイの若者が使っているSNSは?
様々なレポートやデータを公表しているWe are socialによると、タイのSNSユーザーが最も使用しているソーシャルメディアはYouTube・Facebookです。
Facebookはタイ人全体の約94%が利用し、主に友人とのコミュニケーション及び情報収集の目的で使われています。
Instagramの利用率は64.2%と低く、多くは自撮りのアップロードや芸能人を閲覧するために登録しています。
タイの若者にアプローチを検討する場合、まずはFacebookがお勧めです。
メッセージアプリで人気のツールはLINEが断トツの86.2%
次がFacebook Messengerで利用率が77.1%となっています。
一方、日本で人気の高いTwitterのタイでの利用率は57.8%と、それほど高くありません。
しかし、徐々に利用者が伸びており、今後はTwitterを利用した情報収集や交流の拡大も考えられます。
参考:DataReportal:DIGITAL 2021: THAILAND
タイでのデジタルマーケティングにも欠かせないSNS
訪日タイ人に向けたプロモーションを検討しているのであれば、SNSを使用した手段が有効です。
実際に、日本政府観光局が発表したデータによると、タイ人が訪日旅行前に役立った旅行情報元としてSNSを活用している方の割合が非常に高いです。
参考:(PDF)日本政府観光局:JNTO 訪日旅行データハンドブック2020年[PDF]
過去の公表データによると、訪日時の情報源としてSNSの活用が2015年は8.4%だったのが、2019年は24.5%と約3倍になっています。
これは日本政府観光局ホームページや旅行会社のホームページなど、その他の情報収集方法と比較しても最も高い数字となりました。
年々割合が高まっていることから、多くのタイ人が情報収集する際、SNSを活用していることがわかります。
タイでSNSを利用したプロモーション事例をご紹介
実際にSNSを活用した事例をご紹介します。
JR東日本
宿泊場所を検討している訪日タイ人観光客に自社のホテルを知ってもらうため、タイで人気の掲示板「Pantip」を活用した事例です。
参考記事:https://pantip.com/topic/36255555
ホテルだけでなくホテル周辺の観光スポットをPantipに掲載。
さらに、SNSで60万人を越えるフォロワーがいるインフルエンサーにも情報の拡散を依頼しました。
盛岡と秋田にある桜の名所を紹介することで、ホテルの紹介だけでなく、泊まる目的もしっかりと訴求をしていました。
大阪 大和屋本店の事例
大阪の中心にある大和屋という旅館の事例です。
タイで人気のJapankakkoii(ジャパンカッコイイ)という日本専門の情報サイトに記事掲載し、プロモーションを行いました。
金閣寺や大仏、姫路城など日本らしさを感じさせる写真を数多く掲載し、目を引く内容となっています。
10万人以上のフォロワーがいるFacebookアカウントでも情報を掲載したところ、料金の詳細について尋ねるコメントがつきました。
実際にこの記事を見て詳細を問い合わせた人がいるので、直接的な予約に繋がることも期待できます。
今後、必ず必要となるデジタルマーケティング
SNSをはじめ、インターネットを活用した情報収集の方法は年々需要が高まっており、更にその傾向が強くなっていくと考えられています。
これからタイの若者をターゲットに、情報発信を考えた場合、SNSの活用は必須と言えるでしょう。
弊社ではSNSを活用した集客テクニックや集客事例など数多く取り揃えています。
是非お気軽にご相談ください。