週刊タイランドニュース:2021年9月10日

  • 2021年9月10日
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タイ国内の新型コロナウイルスの新規感染者数は、8月13日に1日あたりの過去最多23,418人(タイ全土)の感染者を出して以来日毎に減少し、8月16日以降24日連続で、回復者数がそれを上回っています。

諸々不透明な状況ですが、10月1日から国境を開けるなどという報道もあり、感染者数減少という発表は明るい話題です。

今週も、9月4日から9月10日までの、タイ及びバンコクの情報をお届けいたします。

トップニュース:10月1日から店内飲食にはワクチン接種証明が必要

保健省保健局のスワンナチャイ局長によれば、新型コロナの感染リスクが最も高いとされるダークレッドゾーン(バンコク、チョンブリなど29都県)では、10月1日から飲食店で店内飲食できるのはワクチンを2回接種済みの人か1週間以内に抗原検査で陰性が判明した人に限られるとのことです。これは理髪店、ヘアサロン、美容クリニック、スパを利用する際にも適用される予定です。

この他、新型コロナウイルスに感染したことのある人については、回復していて他人に新型コロナウイルスをうつす恐れのないことを示す証明書が必要となるとのことです。

しかし、9月1日からの規制緩和で店内飲食が再開されて現在に至るまで、上記の様なルールは存在せず、店内収容人数やアルコール提供禁止等一部規制は残るものの、自由に店内での飲食が可能です。

この前後が逆転している状況に、SNS上では「不可解だ」などの声があがっています。(参考:バンコク週報)

その他ニュース

バンコク都知事「感染対策違反の飲食店は閉鎖」と警告

バンコク都のアサウィン・クワンムワン知事は2021年9月7日、自信のFacebookページに投稿を行い、新型コロナウイルス対策のために、飲食店は営業制限を遵守するよう要請しました。

2021年9月1日よりバンコクなど最高度厳格管理地域「ダークレッドゾーン」でも、飲食店での店内飲食が許可されました。ただし、営業時間は午後8時までで、アルコール飲料の提供は不可。さらに使用できる座席数は、エアコンの効いた店舗やショッピングセンター内では50%まで、屋外など風通しの良い店舗では75%までとなっています。

バンコク都知事はFacebookページでの投稿で、飲食店に営業規制を厳守するように改めて強く要請しました。飲食店での怠慢や違反が見つかった場合は、対策に従うように検査を行うよう、地区担当局に指示。さらに、疾病管理委員会の決定に従い、違反店には閉鎖を命じる必要があると警告しています。(参考:タイランドハイパーリンクス)

国境開放 タイ観光大臣は2021年11月から、首相府報道官は10月からと発信。

すでにプーケットやサムイ島で開始されている、新型コロナウイルスワクチン接種済み旅行者の受け入れについて、タイ観光・スポーツ省ピパット・ラチャキットプラカーン大臣は6日、チェンマイ、ホアヒン、パタヤは予定通り2021年10月から開放、バンコクは11月に開放することになると発表したようです。

一方、タイ首相府のタナコン・ウォンブンコンチャナ報道官は9日、自身のFacebookページに、10月1日からバンコクを含む5都県を開放する準備をすると投稿しました。

*開放:新型コロナウイルスワクチン接種済みの旅行者を隔離無しで受け入れること。(参考:タイランドハイパーリンクス)

感染症対策センターが、非常事態宣言の9月30日終了を検討

新型コロナウイルス感染症対策センターは6日、10日に予定されているプラユット首相との会議で、規制緩和をさらに進められるかを検討すると発表しました。

また非常事態宣言を、9月30日をもって終了することも検討中だとのことです。

10月1日以降、非常事態宣言が終了した場合は、新型コロナウイルス感染症対策センターが無くなり、感染拡大防止対策のすべての管理を保健省が行い、伝染病法を施行することになります。

なお、現在のところ新たな感染者数は減少傾向にありますが、国民が感染拡大の抑止に非協力的である場合、10月からの1カ月で新規感染者が1日あたり3万人に達する可能性もあるため、感染拡大防止対策に準じた行動が必要だとしています。(参考:WiSE)

タイ国内線の利用に「デジタルヘルスパス」、ワクチン接種状況を証明

タイ保健省は8日、タイの民間航空局(CAAT)およびタイ航空協会(AAT)と、フライトでの「デジタルヘルスパス(Digital Health Pass)」の使用に関する契約に署名しました。

対象の航空会社は△バンコクエアウェイズ△タイスマイル△エアアジア△エアアジアX△ノックエア△タイライオンエア△ベトジェットエアの7つ。

「デジタルヘルスパス」はアプリ「MorProm*」に組み込まれ、ユーザーのワクチン接種の詳細と新型コロナウイルス状況が表示されます。

~デジタルヘルスパスとは~
1, ワクチン接種データ
2, 病院からのPCR検査の結果、クリニックと薬局からのATKの結果
3, IgG抗体検査の結果

現段階では「デジタルヘルスパス」は国内線のみで使用され、まもなく運用可能になる予定です。また、例えば飲食店への入店など、顧客がワクチン接種の状態を証明する必要がある場合に、使用される可能性があります。

*MorProm:タイ保健省が、新型コロナウイルスに関する情報の配信や、ワクチンの予約などを行っているアプリケーション及びLINEのサービス。(参考:タイランドハイパーリンクス)

ミュー株感染例は報告されていない タイ保健省

今年1月に南米のコロンビアで見つかった新型コロナウイルス変異株のミュー株にはワクチンが効きにくいとの情報もあり、不安を口にする人もいるようですが、保健省医学局のスパキット局長は6日「タイではデルタ株が蔓延している。だが、ミュー株の感染例は1件も報告されておらず、懸念の必要はない」との見方を示しました。

ミュー株は、米国、英国、日本など39か国以上で感染が確認されているといいますが、感染者数は全体の0.1%にも満たないようです。世界保健機関(WHO)の分類では、現在世界各国で感染が拡大しているデルタ株などは「懸念される変異株(VOC)」に分類されているが、ミュー株はVOCより危険度が低いとされる「注目すべき変異株(VOI)」となっています。(参考:バンコク週報)

タイ国内の新型コロナウイルス新規感染者、累計感染者、新規死亡者、累計死亡者

9月4日から9月10日の1週間

▷新規感染者103,813人、累計1,352,953人

▷新規死亡者1,546人、累計13,920人

ワクチン接種率*9月8日時点(参考:Our World in Data)

タイ国内総接種数:約3,750万回(前週約3,180万回)

必要回数のワクチン接種完了数:約1,090万人(前週約778万人)

必要回数のワクチン接種が完了した割合:15.7%(前週11.2%)*

△カンボジア55.1%(52.1%)△マレーシア51.6%(47.7%)△日本49.5%(46.8%)△ラオス25.7%(22.9%)△フィリピン14.6%(13.1%)△ミャンマー3.3%(3.3%)△ベトナム3.9%(2.8%)

祝日

9月24日(金):特別休暇(ラマ9世の追悼日)*2021年のみ

円⇔バーツ為替レート(9月)

【参考:OANDA】

 

*様々な情報がインターネット上に流れております。不確定情報は鵜呑みにしたりご自身の解釈を付け足して他に拡散されたりすることが無いよう、宜しくお願いいたします。